第8章 新境地
「なんれっ!?からまちゅっ離しってぇんぁあっあんアンッ」
「今イッてしまったら勿体ないだろう?もっと耳の感度を上げてからイこうな?」
グチャグチャずちゅずちゅ
俺は涙を流しながらしばらく快感に耐え、体に溜まっていく熱に意識を奪われそうになりながら喘ぎ続けた。
「一松、手離すぞ?」
おもむろにそう言われ飛びかけた意識が戻ってくる。
快楽に身を任せ腰をくねらせた。
「はぁ、はぁっかりゃま・・・俺、俺っ!」
「何だ?一松」
「あっ耳で・・・イッちゃうっんぁあ、はあんっVv」
「いいじゃないか、俺はそんな一松も・・・
愛してるぜ?」
びゅっびゅくっ!
「いちま~つ?今、何でイッたんだ?」
「へっ!?//////」
顔が熱い。
俺は・・・今
何でイッた?
「この可愛い口から聞きたいんだが?」
おでことおでこをこつんとぶつけられる。
こんな至近距離で見つめられたら・・・
「カラま・・・ちゅの・・・声」
「嬉しいぞ、一松。俺の声、そんなに好きか?」
俺は恥ずかしさからカラ松の胸に顔を埋めてから頷いた。
「一松、下も触ってほしいだろう?続きをしよう」
俺は素直に頷いてはじめと同じ体制になり、カラ松に尻を向けた。
程なくしてお湯と一緒にカラ松のが入ってくる。
既に解されたそこには容易に入ってきた。
俺の中がお湯やカラ松自身からとは違う熱を感じる。
「はぁっ、中が・・・あちゅっ、た・・・すけ、てぇ」
「きっとマタタビ湯が入ったからだな?もっと入れてやろうか?」
そう言ってカラ松が律動を始める。
カラ松が動く度に中でゴポゴポとお湯が行きかうのが分かった。
「んあっひあっにゃぁあああん」
「フッ、一松っ可愛いぞ」
「も、カラまちゅっ俺、もう・・・」
マタタビ湯の所為なのかこの猫化しかけた体がいけないのか、開始早々俺は絶頂寸前だった。
それをカラ松に告げたのが間違いだった。
カラ松の手が再び俺の根元を握りしめた。
「やぁああああああああ!!!」
「一松っ、ずるいじゃないかっ、一人でっ、イクなんてっ」
言葉を紡ぎながらこれでもかと最奥を突いてくるカラ松はいつも以上ににったりと笑んでこの状況を楽しんでいた。