第8章 新境地
一松side
「一松、ここか?それともここが良いか?」
「ふぅ・・・んぁっはぁあ!!」
「ほら、ちゃんと口で言ってくれないとわからないぞ?」
「やぁ、恥ずかし・・・んんっVv」
俺は匂いに誘われ薬湯に浸かった。
そしたら何だかすごく気持ちよくなってきてしまいには頭がぼーっとして体がどうしようもなく熱くなって・・・
気が付いたらこの状況だった。
俺は薬湯の湯船の縁に上半身を預けるように突っ伏して中の段差に膝を突いている。
湯船の中ではカラ松の指が俺の中をかき回し、湯船の外ではカラ松が俺の頭上で低く囁く。
カラ松の声が腰にゾクゾクと響いてどうにかなってしまいそうだった。
「さぁ、一松、俺の指をお前の良い処まで誘導してくれないか?」
「も、もう・・・少し奥、はぁ・・・上っんんん!!そこっ、そこぉーー/////」
「よくできました」
そう言ってにこっと笑うとそこをゆっくり優しく解してくる。
「はぁああん、カラま・・・ちゅ、もっとぉVv」
快楽が良い処まで上り詰め、俺はだらしなく喘いだ。
しかし、その瞬間カラ松の手が止まる。
「へ・・・何れ!?」
「じゃ、次だ一松、他に気持ちいとこはないか?ここはどうだ?ここは?」
「ぐすっ・・・んっはぁ、もっと右ぃ」
「いい子だな、こっちか?」
「あっ、そこぉ強く推してっ!」
カラ松の指がググッと肉壁を押すと俺の体に電気が走ったような感覚が駆け巡る。
「フフ、ここも性感帯だったんだな、覚えておこう。さぁ、一松次だ・・・俺にどうしてもらうのが好きか教えてくれないか?」
「み・・・」
「ん?聞こえないぞ?」
「耳・・・に、舌入れて?」
物凄く恥ずかしいこと言っているのは頭ではわかっているが体がどうしようもなく求めていた。
「そんなことしてもらいたいのか?一松は変態さんだな?」
「ごめ・・・なさ」
「何で耳をなめられるのが好きなんだ、一松?」
振り向くとすぐそこにカラ松の顔があって、薄く開かれた瞼から澄んでいて、だけど強く鋭い光を宿した瞳が俺の姿を映していた。
ゴクリと唾をのむ。
「俺・・・耳の中舐められるとゾクッてして・・・・・・」
「ん、それで?」
「それで・・・おなかの中がきゅ~んって・・・な、る」
声が後半消え入りそうだったが何とか言えた。