第7章 俺のモノ!
おそ松side
翌朝。
少し遅めに起きてきたカラ松と一松。
カラ松は眠そうながらもツヤッツヤだけど一松は声は擦れて目の下に濃いクマを作っている。
昨晩のカラ松の様子から見て長時間付き合わされたことは想像に容易い。
「カラ松、ヤリ過ぎだって、言ったろう?お前の体力に付いてけないって。そのうち再起不能になるぜ?」
「それは困る・・・」
そういって一松を気遣ってたけど一松は完全に機嫌を損ねているようだった。
そんな二人のやり取りをトド松と俺は眺めながらため息をつく。
「カラ松兄さんも懲りないね」
「あいつ怒りと興奮が入り乱れたらサイコになるタイプだよ。今回ので確信した」
「何それ怖っ、一松兄さん大丈夫かな?」
トド松が青褪める。
「う~ん、俺ならとっくに別れてるけどねぇ」
一松も一松だと俺とトド松はまた一層深い溜息を吐いた。