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結婚できない中年サラリーマンは何故か天使見習いだった

第1章 まえがき


「なあ、もうオレ。天使でええやんか?」
「お前が早く天使資格取らねえから、見ろ。俺までこんな歳になっちまったじゃねえか」
「あんたがくれりゃええんちゃうの?」
「あげて終わりにしたいのも山々だけど上でカミさんが見てんだよ。辞めれるわけあるか」
「神様~。どうかお願いしますぅ~~」
稲光が天空を駆け巡った。
「ほら見ろ。怒ってる」
「めっちゃ怒っとるやん。なんでや~」
「おい。もう遅刻するから仕事行け」
「はいはい。そ~ですか~。行ってきますがな。あ~憂うつや~」

彼は毎日人間の暮らしに励んでいる。
そして彼は結婚できない中年サラリーマンになった。
「幸せって何やったんかなあ」
彼が天使になれる条件、それは幸せを掴むこと。
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