第5章 戦う勇気 手放す勇気
収録後帰り支度をしてる横山くんに
ものすごい勇気を振り絞って
「あの…ちょっと話したいことが
あるんやけど……?」
そう話しかけてみたけど…
「俺には別にない……」
なんて冷たくあしらわれて
あえなく撃沈……(涙)
話さえ聞いてもらえないなら
俺はもうこの後どうしたらええの…?
振り返りもせずさっさと
楽屋を出て行ってしまう横山くんに
それ以上何も言えなくて
椅子に座ったまま落ち込んでると
そんな俺の肩を
誰かがトントンと叩いてくる…
誰か俺を慰めてくれるん(涙)?
なんて嬉しくて顔をあげたら
そこにあったんは
全然優しくない顔で
俺を見下ろすすばるくんの顔で…(汗)
「何……………?」
そう焦りながら返事をした俺に
すばるくんは
「なのかに…会いたいんやけど………?」
そう言って
右手を差し出した……(汗)