第4章 秘密の代償
村上くんと二人で楽屋に戻ると
やっぱりすばるくんは背中を向けたまま
俺を見ようともしない…
でもそんな俺の背中を
ぽんと叩いてくれる村上くんがいる…
うん…分かってるよ……?
俺はこんなことで
へこんでられへんもん(笑)
なのかにちゃんと好きやって
伝えたいから…
怖いけど…
立ち止まらずに大ボス横山くんの所に
歩いて行って
「あの…お兄様…?
今日の夜家にお邪魔してもいいですか?」
そう丁寧にお伺いをたてると
「えっ?お…?え…ええけど…
何やねん…お前改まって…(笑)
こないだから何か変やぞ……?」
ちょっと焦りながらも
そう言って横山くんは笑う………
今日俺が
なのかと付き合いたいって話しても
そんな風に笑ってくれたらええなぁ……