• テキストサイズ

365日家族

第2章 ドキドキの初デート


なのかside

洗面所を飛び出して部屋に戻った私は…


布団を頭から被って

たつ兄と過ごした今日一日を

思い出していた……



"ごめんな…"


言われた時は

すごくショックだった言葉も


少し冷静になった今なら

ちゃんと理解できる。


あの言葉は私の告白に対する

たつ兄の答えなんだ……



"ごめんな"の続きは…

きっと"気持ちには応えられない"

だったんだな…………



だからきっとあの"キス"も

ほっぺにした"ちゅう"と一緒で

何の意味もなかったんだ……


バカだよな私………(笑)


"デート"の一言に舞い上がって


"もしかしてたつ兄も私を……?"


なんてあり得ないことを考えて……



すべては私の勘違い。



そう頭ではちゃんと理解してるのに



どうしてこんなに

胸が痛くて仕方ないんだろう…………?
/ 159ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp