第2章 ドキドキの初デート
大倉side
こたつの中で
楽しそうにビールを飲みながら
笑う横山くんと作り笑いを浮かべながら
仕方なく会話をしてたら…
「裕兄!?」
なんてでっかい声で横山くんを呼ぶ
なのかの声がしてリビングの扉が開く…
うんうん…
よう分かるよ…?
なのかからしたら
何で俺らが家の中に入れてんのか
不思議やんな?
ガツンと怒ってやったらええねん!!
なんて言う俺の心の叫びは
「なんで家の中にいるの?
もしかして鍵無くしたって言ったの
嘘なの…………?」
「嘘ちゃうて(笑)
家帰ってきたのになのかおらへんから
もっかいカバンの中探してたら
出てきただけや!」
「へ…あ…そうなの?
それなら連絡してくれればいいのに…
なんかほっとしたらお腹空いちゃった(笑)
裕兄お詫びにラーメン作ってよ?」
「はいはい…分かりました(笑)
大倉も食うやろ?ちょっと待っといて?」
……………なんていう
信じられない会話で打ち消される。
うそやん…なのか?
腹黒兄ちゃんの嘘を
疑うことなく受け入れたら
あかんやんか(汗)!?
それに横山くん……
なのかが純粋なんをいいことに
嘘つきまくりやんか!?
なんなんこの二人
今はなんか二人で楽しそうに
ラーメン作ってるし………
もう俺には
理解出来へんわ…………(涙)