第2章 ドキドキの初デート
あれは私がまだ小学校だった頃
両親が急にいなくなって
それから裕兄は
私のお母さんであり…お父さんであり…
お兄ちゃんであり…友達になってくれて
家事も私の世話も学校行事も
本当に何もかも
不器用なりに一生懸命やってくれた…
それが分かってるから
私は反抗期も迎えることなく
お兄ちゃんが大好き!!
な気持ちそのまんまで
今まで育ってきたんだ(笑)
でもやっと…
そんな私にも好きな人が出来て
少々裕兄のべったり具合が
迷惑(笑)と化してきた今日この頃……
ごめんね裕兄……?
今日私は大好きな裕兄に嘘をついて
たつ兄とデートに行きます!!