第1章 365日家族
なのかside
なんだか少しセンチメンタルな裕兄を残し
自分の部屋に戻り
ベッドに腰を掛けたとたん
おしりのポケットがぶるぶると震えだして
心臓がどくんと大きく跳ねる…(汗)
「あぁ…もうびっくりさせないでよ…
たかがスマホのくせに(涙)」
そんな文句を言いながら
スマホをおしりから取り出すと
おぉ……たつ兄からの着信だ!!!
「もしもし…たつ兄?」
「うん…まだ起きてた(笑)?
周りにに横山くんはいないですか?」
「うん…今自分の部屋だから(笑)」
「じゃあ…安心してしゃべれるね(笑)
さっき言ったデートのことなんやけどね…?」