第1章 365日家族
二人を探しだして5分
トイレにもお風呂場にも俺の部屋にも
おらんと言うことは…
残るは一つ
なのかの部屋のみ!
恐る恐る部屋に近付いてドアに耳をつけると
中から二人の話声が聞こえてきて…
「ちょっ…なのか危ないからじっとして…?
なのかがしたいって言うたんやんか(笑)」
「そうだけど…やっぱり怖くなってきた(涙)」
「ちゃんと準備したし…
痛いのは一瞬だけやからね(笑)
それでも怖かったら目つぶって
俺の腕思い切り掴んどいたらいいよ?
ほら…なのか行くで?」
「うん……」
え………?
何この怪しげな会話………(汗)
もうなんかあかんことしてるやん?
衝撃的事件現場やん(涙)?
扉の外でもう大パニック中な俺をよそに
中ではさらに…
「あ…痛(涙)」
「よし…全部入った(笑)」
なんてもう耳を塞ぎたくなるような会話が
繰り広げられていて…
衝撃でその場から動けない俺の隣で
いつの間にか俺の隣に来て
俺と同じように扉に耳を着けてたすばるは
「こら…何しとんねん大倉!?」
なんて怒りながら
扉を勢いよく開ける……
そして勢いよく開かれた扉の先には
やっぱり衝撃的事件現場が
広がっていた………(汗)