第1章 壱ノ華
『や、やだっ……!』
「私はいいましたよ?
これは試験ですので、耐えてください。」
くすりと笑うジルの指が小さな蕾を探り当てる。
身体に電気が流れたみたいに痺れる。
そんな感覚に驚き、他の方に見られてるという羞恥心にも駆られ、視界がボヤけてくる。
『んっ……や、やだ、見ないでっ…』
否定の声を上げると、頬に雫が落ちる。
敏感に反応する下半身は徐々に湿り気を帯びて、身体を揺らし、今までには聞いたことの無い声が部屋に響く。
『……ぁ、んんぅ』
初めてなのに、こんな辱めを受けて醜態を晒して、最悪どころの騒ぎでは無い。お嫁にも行けなければ男の人とこうすることも怖く感じてしまいそう。
そんな僕にはお構い無しに下着を避け、ジルの長い指が秘部の入口を行き来する。
『ひぅっ!?!?
や、やだぁあっ』
「くすくす…感度良好、と言ったところでしょうか?
嫌、という割に凄く身体が反応しておいでですよ?」
あまり濡れていない秘部につぷ…とジルの指が挿入されていく。初めてそんなところに迎える異物を追い返そうと、膣がそれを締め付ける。
両手足が拘束されている今、殴る蹴るは意味を持たず、只涙をポロポロとこぼれ落とす。