With Live Planet _この星で生きる_
第7章 アースベインの女神
「弱そうで、使い捨てのコマかな?」
うわ、懐かしいなぁ。
私それ言われて大激怒したっけか。
「まぁ、でも今は大切に思ってる」
その後に言ってくれた言葉はとても身にしみた。
他の人も賛同してくれた。
私は第1級戦闘士の仲間にちゃんとなれたようだ。
「ウリさんは綺麗な人。ミカさんは元気な人。ラーファさんは物静かで賢そうな人。あ、ちょっと変態」
私は最後のを付け足し忘れなかった。
ラーファさんは思い出したようで慌てている姿がなんとも新鮮で面白かった。
「んで、ガブリエルさんは口の悪くて嫌な奴!!……でも、みんなもっといい人達だったかな」
ウリさんは優しいけど、実は腹黒。
ミカさんは元気だし、ムードメーカー。
ラーファさんは物言わぬだけど言うところは言うし、優しい。
ガブリエルさんは口は悪いし、意地悪だけどとても尊敬している。
「みんな、本当にありがとう!!」
私は自分ができる最高の笑みを浮かべてお礼を言った。
「「「「……………////」」」」
なのに、4人とも無言だった。
ミカさんは急に食べ物を口に詰め始めたし、ウリさんは水をたくさん飲んでる。
ラーファさんはおしぼりで顔を拭き始め、ガブリエルさんは机に突っ伏してしまった。
まぁ、よく分からないが元気そうだからいいや。
と、私もミカさんに負けずたくさん食べてお腹を満たした。
「「「「「ごちそうさま」」」」」
みんなで挨拶をした後に私達は一旦別れて、私はラーファさんの部屋へ行く。
それが終わったらミカさんの部屋でお疲れ様会の予定だ。
歩くと足が痛むがそれをラーファさんに悟られてはいけないので終始笑顔で話しまくる。
「今回はどこにするか決まってるか」
うーん、正直前と同じところは危険。
なぜなら、あそこにQRコードを貼っていたのを星民が知っているからだ。
「足の甲とかはどうですか?」
「いんじゃないか?じゃあ靴下を脱いでくれ」
私が脱ぐと、ガブリエルさんは足に触れてきた。
その時に少し足を引っ張られ傷が痛む。
「ーっっっ!」
私がビクッと反応してしまいラーファさんに気づかれてしまった。
「…どうかしたか?」
「あ、えっとこちょばしくて…」