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With Live Planet _この星で生きる_

第6章 平和は終わる


「今日でもう7日目だ、遅いね」


7日目と言うのは、侵略令状が届いてからと言う事だ。


「スコリマラクからここまでは約0.3秒で着くはずです。
なのできっと作戦でしょう…」



でました、規格外の数字。

星と星の間を1秒もかからずに行くなんて…まぁ、すっかり慣れた。



「今までで1番遅かったのは1ヶ月です。
その目的はこちらの気怠感を誘うためでしたね。またそれでしょうか…」



1ヶ月もこの部屋から出れないと思うとぞっとする。

食料などに困らないが代わり映えのなさすぎるこの毎日は飽きてくる。


私達がだらけ気味に会話をしていたら、
ウリさんがいきなり会話を制止するように合図してきた。


「ー繰り返し連絡します。
入り口付近に黒い物体、聞こえてますか?」


静かになり、聞こえてきたのは各々のスマホから聞こえる監視からの焦った声。



「こちらウリエル。分かり……」


ウリさんが素早く返事をしている途中に
爆音が聞こえた。


「爆発しましたっ、爆煙のなかに物体が見えます。…侵入者確認しました。
ドア解除します」



10秒間のやり取りの間にさまざまな事が起こる。


ガガガッと音がなり、重たい扉が徐々に開く。


分かってたはずなのに、戦争が始まるとなると足がすくむ。

この気持ちはいつぶりだろう。


「アテラス、落ち着いて。僕たちは負けないから」



地球の時とは違う。今は仲間がいる。



「最初は爆弾で大まかに殺るから細かいのを処理。この扉を絶対死守しろ」


ラーファさんが落ち着いて、最終確認をする。

扉の奥になにやら物体の軍が見える。
上空にはたくさんの宇宙船もある。


こちらから送られた爆弾が視界を悪くするが、敵は目視できる。



「ーそれでは、出陣します」


ウリさんが私たちに、アースベインの人々に、そう言って一斉に扉の奥へと進んだ。



私達は一斉にばらけて、決まった位置にくる敵を倒していく。



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