With Live Planet _この星で生きる_
第5章 最怖の相手
細い三つ編みたくさん作り、それを器用にもくるくるとまとめ上げていく。
「よし、髪型はこれでいいでしょう。
次は服ですがこの髪になら……あれがいい!」
私が驚いている間に、彼は奥の部屋へと消えてすぐに何かを持って出てきた。
「アテラスさんは白がお似合いですね。
じゃ、これに着替えて下さい!」
訳も分からず私は、脱衣所へと服と共に押し込まれたので、取り敢えず着替える。
至る処に花の形のフリルがあしらわれていて、とても繊細な修飾だ。
でも丈は膝くらいなので決して動き辛くは無い。
これは私に似合わないんじゃ…
なんて思いながら、私は脱衣所を出る。
「ど、どうでしょう……⁇」
私が待ち受けていたウリさんに感想を求めているとすぐに返事は返ってこなかった。
「………///」
「ウリさん…?そんなに似合ってません?」
「あ、いや!とても似合ってて!か、可愛い、です…///」
可愛い…と?この私が可愛いと?
「…眼科行くことをお勧めします」
「決して目は悪くありませんよ。視力10.0です」
小数点つけるところ間違えてる気もしたが、さすがアストだと思う。
「あとは軽くメイクするので、鏡の前の椅子に座っていただけますか?
目をつむっていてください」
私は席に座り、そのまま目をつむっているとすぐにこちょばしかったりという
感触に襲われた。
それもなんとか我慢すること10分。
「できました!目を開けて大丈夫ですよ!」
私が目を開けると、目の前にはまるで別人がいた。