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With Live Planet _この星で生きる_

第5章 最怖の相手


何て思いつつも、訓練をしないのなら
お昼を食べてしまおうと思い私は食堂へ向かった。





「あっ、ガブリエルさん〜!」


食堂へ入ると、列に並んでるガブリエルが見えたので、彼の元まで歩み寄る。


「僕と同じのでいい?席取っといて」


「あ、ありがとうございますっ!」


私は礼をして、無事に席を確保する。

私が食堂へ行くと、大体知り合いがいるので今までちゃんと列に並んだことがない。



「お待たせ」


ガブリエルさんが2つのプレートを
テーブルに置く。


今日のランチはハンバーガーだ。


「この星と地球は食べ物が一緒ですよね〜」


「まぁ、地球を手本として育った星だからね」


そうなのか、と私が知ったところでお食事の挨拶をして食べ始める。

なかなか美味だ。


「そう言えば何で急に座学に?」


「僕とアテラスは訓練の度に部屋とかSidora systemを壊してるから戦闘士費がいくらあっても足りないってウリが」


「あー…申し訳ないな…」


心の中でウリエルさんに謝る。



「ねぇ、敬語とかさん付け辞めてよ。
同じ一級戦闘士なんだからさ」


「え?あ、はい」


「それも敬語」


「すみま….ごめん」


慣れないタメ語にドギマギしながら
会話をしながら昼食を終えた。





「ウリさん、ミカさん、ラーファさん、
ガブリエルさん」


私が廊下でみんなの名前を愛称で呼ぶ練習をする。

結局さん付けは辞めれないから、愛称+さん付けにした。


「何で僕だけガブリエルなの?」


「ガブリエルさんはガブリエルさんです」


何て意味もわからない理屈で私はガブリエルさんだけガブリエルさんと呼ぶ。


「はぁ…ま、いいけど。このまま部屋くる?」


時間を確認すると約束の時間まであと20分だった。

本当は行きたいところだが今の格好は
私服なわけで、軍服ではない。


「えっと、一度戻って着替えてきます」


「別にそれでいい。僕も着替えなくちゃいけなくなるから」


私は苦笑しながら「分かりました」と言って、そのまま部屋へ向かうことにした。

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