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With Live Planet _この星で生きる_

第5章 最怖の相手


「起きろ、こらっ!泥棒め!」


ペチペチと頬を叩かれて、起こされたからとてつもなく不快だ。


目を渋々開けると、腰に手をやったミカがいた。


そして、アテラスが僕の腕の中にいる。


「おはよ、ミカ」


「おはようじゃないよ!アテラスちゃんと寝たの⁉︎しかも抱きついて⁉︎」


何やら興奮気味だが、眠たい僕には関係ない。

アテラスもスヤスヤと子供のように寝ている。


「アテラスが起きちゃう。またね」


僕はそのまま彼女をお姫様抱っこで
自分の部屋へ運んだ。


後ろでミカエルはなんか言ってたけど知らない。


自分の部屋に入ると、すぐにベッドに向かいそのまままた2人で就寝。

可愛らしい寝顔が何とも愛らしい。
いい夢が見られそうだ。







「んで、今に至る」


「では、私は二度寝した挙句にミカエルさんの部屋の片付けもせず寝てたのですね…?」


ガブリエルさんが頷くのを確認せず私は部屋を飛び出して、ミカエルさんの部屋へ向かった。











「ふぅぅ~、疲れたぁー」


あの後必死にミカエルさんに謝り、部屋の片付けなどを済ませて来た。

片付け中はなぜかミカエルさんはため息をついたり、こちらをジーッと見てきたりして変だった。



久しぶりに自室へと戻った私はモニターで今日の予定を確認する。


現在時刻はAM11:00で、今日の予定はPM1:00から訓練だ。



「えっと、今からお昼じゃ吐いちゃうからやめようかな」



そんな独り言を呟いていたら、モニターの画面が切り替わった。

画面には「通話受信」「応答」「拒否」
の文字。


私は「応答」をタップすると画面には
ウリエルさんと、背景にはウリエルさんの部屋が映った。


「いきなりすみません。スマホ繋がらなかったもので…」


私はハッと気付き、テーブルの上のスマホを見たら着信が何個か入ってた。


「わっ、すみません。気付きませんでした」


「いえ、大丈夫ですよ!
それでですね。今日からしばらくの間、アテラスさんは座学になります。
13:00になりましたら、リエルの部屋に行ってくださいね」


「分かりました!」


私が返事をすると、ウリエルさんは「では、また」と言って電話は切れた。


座学か…それはそれで楽しそう♪

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