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With Live Planet _この星で生きる_

第5章 最怖の相手


「さて、あとはリエル頼みましたよ?

それとアテラスさんに第1級戦闘士の説明をしなければなりませんね。
ラーファ、お願いできますか?

ミカエルは部屋の準備を。
私はガイア様に報告を。」


そう言ってウリエルさんは部屋を出て行った。

今の感じで言えばリーダーは彼なのだろう。

他の3人はみんな了承しているようだ。


「ねぇ、手のサイズと…足回りのサイズと…腰あたりのサイズ計らせて」


ガブリエルさんが私の近くに来て、
私が「いいですよ」と言うと、急に腰あたりに抱きついてきた。


「ひぁっっ!えと…」


私が困惑しているとミカエルさんが解説してくれた。


「それがリエルの測り方だから気にしないで」


「あ、はい…」


それからも彼は細長い指を使ったりして私の寸法を測っていった。


「ありがと。じゃ、また後でね」

「俺もおいとまするよ〜」


そう言ってガブリエルさんとミカエルさんも退室する。


「じゃあ説明する。メモが必要ならスマホでやれ。

まず第1級戦闘士はこの星で5人だ。
誰か分かるな?」


ガブリエルさん、ウリエルさん、ミカエルさん、ラファエルさん、私…。


「えっ!私たちだけ⁉︎」


「そうだ。なるのが難しいんだ。
条件はSidora systemの破壊と、第1級戦闘士に認められる事だ。

お前が簡単に壊すSidora systemは訓練はもちろん。戦闘士の数を絞るための殺人兵器でもある。

実際に今回76人の新人がいたが生きてたのは9人。それにお前以外は重症。
破壊したのもお前だけだ。」


「9人…戦闘士自体は何人いるのですか?」


「3級が1500、2級が50、1級が5、合計で1555人だ。」


「戦闘士って確か侵略者達からこの星を守るんでしたよね?足りますか?」


「Sidora systemを倒せる奴が1555人なんだ。充分だろ?」


言われてみればその通りだ。


「それに1級戦闘士の仕事は下級戦闘士を訓練。あと、本当は執務もあるがお前はこの星の仕組みが分からないうちはやらなくていいだろう。」

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