With Live Planet _この星で生きる_
第5章 最怖の相手
「あなたが笑ったときは必ず何か起こりますよね…」
ウリエルさんは先ほどと同じく苦笑い気味だ。
「全く…制服が一部焦げた」
ラファエルさんは肩あたりを手で払っている。
「話は本当なんだね。戦闘中は目つきが変わってた」
ガブリエルさんは余裕綽々と言う感じで
欠伸をしながらこちらに避難してきた。
「昨日はもっと変わってたよ?話し方も。今日は昨日くらい力だしてないよね?」
ミカエルさんは私の顔を覗き込みながらそう言う。
とにかく分かったことと言えば…
”この人たちは狂ってる”という事だ。
自分が殺されかけたのに、笑いながら
相手をほめたりできる人が4人も。
「そうですね、今日のは簡単でした」
決して見栄ではなく、本心だ。
無傷な事がそれを証明している。
「まぁ、楽しかったです。最後は」
私が4人の顔を見て、笑いながら言う。
「死闘を楽しむか…すえおそろしいな」
そう言ってラファエルさんとウリエルさんは肩をすくめていた。
「アテラスちゃんの武器はもう全部でいいんじゃない?」
「そうですね、うちの技術ならできるでしょう」
アースベインの技術凄すぎません?
なんて思ってたら異空間は消え、
洒落た部屋に戻っていた。