With Live Planet _この星で生きる_
第5章 最怖の相手
『Sidora system load……
Sidora system control perfect……Are you ready?』
(シドラシステム処理中……シドラシステム処理完了……訓練を始めて宜しいですか?)
「…Yes.」
(…はい)
4人に動作1つ1つを見られるのは緊張するが、生きるか死ぬのかの戦いでそんなこと言ってられない。
ーーキィィィィィン
耳障りな音が3個鳴り、始まるのだと
実感する。
『5…4…3…2……』
まずは2丁拳銃と短剣を使うことに決めた。
『…1……0…Start.」
まずは遠距離攻撃が可能な弓と銃を殺らなきゃな。
私は動き出したロボットを確認しながら、弓と銃を持つロボットのモニターに弾を放った。
剣を持つロボットが接近してきたため、
交わしつつ、モニターに向かい蹴りを入れる。
ガチャンと音を立てて、後ろ向きに倒れた。
しかし、敵はこいつだけではない。
飛び交う弾だの、弓だのを私は避けつつ
撃つ。
しかし昨日わずかにあった余裕が今日は数が多いためない。
銃だけじゃキツイか…。
私は銃をベルトに差し込み、長剣を持つ。
タッタッタッと走り込み、射撃を避けつつ、弓を扱うSidora systemの背後を取る。
「らぁぁっ!」
上から振り下ろした剣で、Sidora systemの弓を持っていた手を切り落とす。ついでに弓を折る。
このままモニターに剣を突き刺そうと思ったが踏み止まる。
爆発されても困るからなぁ…
その後も銃撃も斬撃も続き、私は交わすので精いっぱいだった。
剣の方のSidora systemはなんとか
腕を切り落とせたが、もう片方の手でまだ戦っている。
「弓ってどうやって使うんだろうなぁ」
私はSidora systemの見様見真似で
銃を扱うSidora systemのモニターら辺に射ってみる。
ードガァァァァン
「あ、当たった…。てか爆発したし」
どうやら奇跡的に急所に当たり、作戦どおり銃と弓は破壊できたようだ。
私が4人の方を見る。
ウリエルさんとラファエルさんは苦笑い
をして、ミカエルさんとガブリエルさんは笑っている。