With Live Planet _この星で生きる_
第5章 最怖の相手
ーAM11時になるほんの少し前。
私はあらかじめ着替えていた制服を再度見直す。
今日も髪はポニーテールにし、まとめ上げた。
「よしっ、準備完了‼︎」
私が声に出すと、タイミングを計ったかのようにノックされた。
「準備は出来ましたか⁇」
「はい、出来ています!」
ウリエルさんは先ほどの軽装とは違い、
同じ制服になっている。
「それでは参りましょう」
私はウリエルさんの後ろを歩くが、
行ったことのない場所にたどり着いた。
「お入りください」
ウリエルさんは扉を開けてくださり、
私は礼を言いつつ、中へ入る。
中にはラファエルさん、ミカエルさん、ガブリエルさんがいた。
それにとても大きい部屋で、家具は一切ない。
「アテラスは確か2丁拳銃だったな?」
ラファエルさんもいつの間にか私をアテラスと呼んでいる。
「でも、昨日長剣を使えていたし?」
「確かチキュウでは短剣も扱ってましたよね?」
「拳銃も使えるんじゃない?」
4人は「うーん…」と考え込んでいる。
「とりあえず全て確かめて見ましょうか」
ウリエルさんは2丁拳銃と短剣、長剣、弓を渡してくる。
「この部屋はSidora systemの異空間で作られた部屋です。
Sidora systemと闘ってもらいますが、今回は拳銃、剣、弓の3体一気に相手してもらいます。
今、渡した武器を使いこなしてくださいね。
どうか死なないように」
ここでも命がけかよ…と悪態つくが
やるしかない。
「分かりました、でも壊したら爆発するんですよね?」
「はい、しますね。しかし、今回は手を出さないのでどうが自分の身をお守りくださいね」
昨日の部屋よりは広いため離れることが出来るから大丈夫だろう。
「それでは行いますね」
そう言うとSidora systemが3体運ばれてきた。