With Live Planet _この星で生きる_
第4章 戦闘士訓練開始
ウリエルside
「ーん、うぅっ」
ふっと目が覚めて体を動かそうとすると
鈍い痛みが身体をはしった。
「あー、ウリちゃん動かないで!」
「ミカエル…?あぁ、そうでした」
確かアマテラスさんに喧嘩を売って…
ボッコボコにやられたんだった。
「アマテラスさんは…?」
「そこ!」
「ん?どこです?」
「そ、こ!」
私は彼が指を指してる場所を見る。
「まさかのソファベッド…」
私はため息まじりに手を頭にやる。
昔からなのだかミカエルは少し、いやとてもバカだ。
「制服のままじゃ寝苦しいでしょう」
「でも戦闘士に女の人は居ないよ?
宮廷士の女性は出張中だし?」
…私も馬鹿だったようですね。
「しょうがないです、着替えさせますか。部屋に行って替えの服を持ってきてください」
ミカエルは敬礼をしてから部屋を出て行った。
「さて、脱がさなきゃいけないですね」
制服のベルトを外し、ボタンをはずす。
上体を持ち上げながらジャケットを脱がすと、指定ワイシャツになった。
上から下に1つずつボタンを外し、優しくシャツを剥ぐ。
「っっ////」
彼女はワイシャツの下にはブラだけだった。
覚悟はしていたが、実際見ると顔が火照っている。
「細すぎる…なのによくあんなに…」
いつの間にか恥ずかしさを忘れ、
彼女の体の線の美しさに見とれていた。
綺麗なくびれをなぞると彼女の体温が指先に伝わった。
よく見たら、まつげも長く形の良い唇をしている事に気づいた。
「…私は何を、。」
ふぅっと息をつき、覚悟を決めてから
下のズボンを丁寧に脱がした。
すぐにブランケットで体を隠してあげた。
「んんっ、ぅん…」
今起きられたらまずい!
そう思って彼女を見ると、寝返りをうったようでブランケットがずれていた。
かけなおそうと思い近寄ったらあるものが目に入った。
「bar code…ここにしたのですね」
頭がキレるものは腰にする。
馬鹿な奴は見栄えをとり、見えるところにする。
この子はきっと腰を考えた上で、太ももに。しかも内側にしたのだろう。
あの強さの秘密を知りたい。
彼女をあそこまで狂気的に冷淡に冷酷に冷徹になれる理由を。