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With Live Planet _この星で生きる_

第4章 戦闘士訓練開始



ポケットに入れていたスマホを取りだし、bar code leader を起動させる。


彼女の白い太ももに印刷されたbar codeをスマホが読み取る。





『Now loading Now loading.
complete.』


『Amaterasu information.
16 years old. Female.
real name is 久佐螺 花凛 .Family structure of the Earth is .........』




長々と話し始めた機械声では理解できず、表示された文を何度も繰り返し読む。


「っ彼女が……」


スマホが私の手から滑り落ちるのを気にせず、彼女を見る。



「悲しい二重人格をもつ久佐螺 花凛さん…ですか」


彼女に近寄り、頭を撫でる。

可愛らしい顔や華奢な顔に似合わない
あの殺意の強さ、狂気の原因が
初めて一致した。


「だからあんなにも順応できるのですね…」


そんなことを言っていると扉がノックされた。


「ミカエルですか?」


「うん、服持ってきた!」


私は扉を開けようとしたが、この状況はヤバイ。


はだけたブランケットの下に下着姿の彼女。落ちているスマホ。


変態扱い決定だなぁ、これは。


私は部屋の中が見えないほどに扉を開けなんとかごまかし、服だけもらう。



いそいそと服を着せ、彼女をお姫様抱っこし、部屋の外にいるミカエルに交代する。


「あとは任せました」


「かしこまりぃ〜」


そう言って彼の背中が小さくなるのを見届けた後、スマホを拾い彼女のデータを保存し、フォルダ《秘密事項》に入れた。
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