With Live Planet _この星で生きる_
第4章 戦闘士訓練開始
油断していたため、まとも食らう。
「うがッッ、げほっっ、」
膝が地面につき、腹を手で押さえる。
腹の上部だったため、あばらが何本かいっただろう。
崩れてる内に彼女は私の剣を木を折るように折り、遠くに投げやった。
「早く立ってください。弱いものいじめみたい」
感情がこもってない声で、私を見下して言う。
弱いものいじめか……私は弱いのか…
「…とんでもない方に喧嘩を売ってしまったなぁ。降参だ。」
そう言って私が両手を上げる。
「ーは?何言ってるんですか?
dead or aliveでしょ?」
dead or alive.
すなわち死ぬか生きるか。
この少女は私を殺そうとしている。
獲物を見る目で私を見ている。
彼女が一歩一歩、私に近づくに連れ、
死が迫ってくる。
彼女が攻撃をしようと私に蹴りかかった時、その蹴りは私に届かなかった。
「うぁっ」
その代わり、彼女はピクピクしながら地面に倒れてる。
私が後ろを振り向くと銃を構えたミカエルがいた。
「麻酔銃だから死んでないよ。
でも獣用だからしばらく目覚めないかも。さて、状況は?」
しばらくして自分が助かった事を悟り、
地面に仰向けになる。
彼女の呪縛からようやく解かれた。
彼女の放つ”死のオーラ”は私に容易に”恐怖”を与えていた。
私もそのまま、目を閉じて意識を飛ばした。