With Live Planet _この星で生きる_
第4章 戦闘士訓練開始
私は体が炎に包まれてしまうのを待っているとそれはいつまで経っても来ない。
「アマテラスさん、ご無事ですか?」
代わりに聞こえたのはウリエルさんの声だった。
目を開けて確認すると、ウリエルさんと最初に集まった所にいた。
もちろん炎も消えている。
「え、私確か…Sidora systemが爆発して、それで…」
「モニターで確認してましたがまさか本当に壊すとは…。
あの場からは私が避難させました」
私は状況をあまり理解してないまま
礼を言った。
とにかく助かってよかった。
「実はSidora systemの予備がないので…そうだ!…私がお相手しましょう!」
「え、ウリエルさんがですか?」
私は驚きの表情を隠せない。
「私じゃ…嫌ですか?」
首を傾げて、可愛らしく眉を八の字にするウリエルさん。
正直、すごく嫌です。だってあなた腹黒いもん。
「い、いえ。光栄です」
なんて苦笑い地味に答えると
ウリエルさんは嬉しそうに笑った。
その笑顔が怖すぎなんですよ…
殺気でてますって。
「なら、私とは長剣で勝負しませんか?」
私はそれに了承すると、ウリエルさんは私に長剣をくれた。
「どうかお手柔らかに。まぁ殺しに来ても、殺すだけです。」
と、笑っていうウリエルさん。
最後ら辺は聞こえないふりしますね。
それから少々の休憩を挟み、私たちは向き直る。
「そちらの作法に則ります。教えてください」
私は長剣を重ねて、一礼をしてから始めることを説明する。
「かしこまりました。それでは始めますか!」
鉄と鉄が擦れる高い音が鳴り、身が締まる。
ウリエルさんの銀色の瞳を見ると
あからさまな殺気が出ている中、
恐れず頭をさげる。
「お願いします」
腹から出した声は震えてはいない。
やるしかない。殺される前に。
私は剣を強く持ち直し、もう一度敵を見た。