With Live Planet _この星で生きる_
第4章 戦闘士訓練開始
そう言ってポケットから元携帯もどき
を取り出した。
「スマホというのですね。
MAPとか利用してますよ、アラームとかも」
「順応性が高いですね…っと他の人が
来ますね。自己紹介するかは任せますよ」
そう言ってウリエルさんが向いた方向を私も見ていると、突然空間がゆがんだと思ったらアストが現れた。
「目を開けても大丈夫ですよ」
ウリエルさんの声で彼は目を開けて
辺りをキョロキョロとしていた。
頭が毛色が銀色の猫っぽかった。
それから私と同じ説明を受け、それが終わると彼はスマホを触り始めた。
「ウリエルさん、もう少しだけお話ししてもらえますか?」
「もちろんです、何か質問は?」
「モーダリングの人って誰ですか?」
「あぁ、モーダリングですか。
実は国家機密でして、お話しできないのです。すみません」
申し訳なさそうに眉を八の字にして
言った。
「いえ、ありがとうございます」
そこで私たちの会話は途切れ、
転送装置で現れる人の顔をチラ見しながら9:00になるのを待った。