With Live Planet _この星で生きる_
第4章 戦闘士訓練開始
「大丈夫ですか?…制服お似合いですね」
私が礼を言うと、ウリエルさんはニコリと微笑んでから話を切り出してきた。
「今日は一人ひとりに適した武器を
調査する日です。時間が余れば
それを使いこなす練習もしますよ」
「一人ひとりに適した……ウリエルさんは何なのですか?」
「私ですか?私は長弓ですよ。」
長弓と言うのは確か、自分の背丈ほどの弓で、連射には向いていないが
威力はかなり強い武器だったはず。
「長弓ですか…他の方たちは?」
「リエルが拳銃、ラーファが長剣、ミカが短弓です。
アマテラスさんは、向こうの星で何を使ってました?」
「私は2丁拳銃です。短刀を収納している便利なものでした」
「あー、なるほど。どうりで両手の人差し指の筋肉が発達している」
片手に拳を作り、もう片方の手を皿のようしてポンっと昔ながらのあのポーズをする。
「あっ、そうそう。【スマホ】使えてますか?」
「え、スマホ…?ですか」
「はい、スマホです」
スマホと言えば、あれだ。
地球で《LENE》などをやってた奴だ。
《LENE》……2040年代に地球で流行っていたコミュニケーションアプリの名称。
「これですよ、確かそちらの星から名前を頂いたのですが…」