With Live Planet _この星で生きる_
第14章 誰が守れるか
朝日が昇り、私が寝ていたベットにもその光が届いた。
あのあと、バレないうちに救護室へと戻った私はベットの上で泣いていたがいつの間にか眠ってしまったようだ。
「おはようございます、アマテラスさん。朝食お持ちしまし……あら、もしかして車椅子乗りました?」
「おはようございます。昨日の夜にトイレに行きたくなったので…」
「なるほど。今日、義足が出来るので慣れれば歩けるようになりますよ」
そんな会話をしながら、朝食を食べているとスゥとリュウもやってきた。
「毎日、毎日通わせてごめんね。疲れてるんじゃない?」
「大丈夫だよ。花凛が心配だし、リュウも会いたがってるしね」
そう言いながら私の頭を撫でて、自分も食事を取り始めた。
「リュウね、昨日1人でお留守番できたの!」
「へ〜!偉いね!帰ったらたくさん遊んであげるからね」
「ほんと⁉︎ありがとうっ!!」
相変わらず無垢な笑顔を輝かせているが、この子を見てると浄化されてる気分になる。
「スゥ、昨日ガブリエルさん達と話したよ。思ったこと我慢しないで言ったら、みんなのこと傷つけちゃった…」
「よく頑張ったね。苦しかっただろうけど分かってほしかったんでしょ?
彼らもきっと分かってくれるよ」
泣きそうになった私を「大丈夫だよ」と言って慰めてくれる。
「花凛お姉ちゃん、良いこと教えてあげる。お友だちを泣かせちゃった時はね、こう言うんだよ。ごめんなさい、って」
ドヤ顏でそういうリュウはとても誇らしくて、とても愛らしかった。
「そうだね。ごめんなさい、しなきゃだね」
思わずリュウを抱きしめながら笑ってしまった。
私は彼らにとても支えられていることを改めて感じた。