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With Live Planet _この星で生きる_

第10章 私は誰でしょうか


私がそう言うとスゥは苦笑していた。


それからリュウと私でお布団を片付けて、みんなで朝ごはんを食べていた時だった。


ーピンポーン♪♪


と軽快な音がなりスゥが慌てて玄関に向かった。


「あれ⁉︎あなたは確か……」


私とリュウも気になり、玄関の方を覗くと驚きの人が立っていた。





「ーガ、ガブリエルさんっ⁉︎どうしたんです⁉︎」


「アテラス、おはよう。

ガイア様が村にって言ってた支給品の送迎管理だよ、ついでに寄ってみた」



1日ぶりにあったガブリエルさんはなぜかとても懐かしく感じた。

でも元気そうでなによりだ。


「あ、お世話になってるのがスゥと、こっちがリュウだよ!

で、知ってると思うけどガブリエルさんです!」



私は紹介するとスゥとリュウはぺこりと挨拶をしていた。


「ガブリエルです…アテラスは僕の彼女なので取らないでくださいね?」



とんでもない爆弾発言を朝からするりと口から漏らしてくれましたね。


私が抗議すると、「いいでしょ、別に?」と言って堂々としていた。



「アマテラスは愛されてるね…あ、ガブリエルさん、良かったら朝ご飯食べていきます?」


とスゥさんはまたしても苦笑しているが、大人の対応をみせた。



「…いいんですか?ありがとうございます」



こうして4人の不思議な朝ご飯は再開された。




「お兄ちゃん、本物⁉︎ガブリエルさんなの⁉︎」


リュウは生のガブリエルさんにとても目を輝かせている。


「そうだよ、ガブリエルだよ〜」


ガブリエルさんもそう言って、リュウの頭を撫でている。

案外子供好きなのかもしれない。



「ガブリエルさんはいつまでいれるんですか?」


「午前中はずっといるつもりだけど…?」


「じゃあ、僕と遊んでくれる⁉︎」


リュウがそう聞くと、ガブリエルさんは「うん」と答えていた。


リュウも憧れの人と遊べるのが嬉しいようで、ご飯を口いっぱいに詰めていた。



そのあと、4人でお片づけをしてさっそく遊ぶことになった。


遊ぶ所は昨日の公園しかないないようなので、今日はこのお家でかくれんぼすることになった。




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