• テキストサイズ

With Live Planet _この星で生きる_

第10章 私は誰でしょうか


「んっ、なんかアテラスいい匂いする〜」


私を自分の膝に乗せて抱きついてくるリエルさんからはお酒の匂いがする。


「リエル、見せつけないでくださいっ!」


そう言ってウリさんは私をリエルさんから剥がそうとしていたが、酔っているため力が入ってない。


みんな酔ってるし…てことはミカさんのさっきのは酔いのせいか!
モヤモヤがスッキリしてよかったぁ〜!


そう思ってると23時を告げる鐘が鳴った。


「あっ、私もう部屋に戻って寝ますね!朝早いので…」


私がそう言うと4人のブーイング。


「荷物持ってきてここで寝よ!」

「僕がアテラスの横!」

「私も横がいいです!」

「僕以外は半径10メートル離れて!」



私が了承をしていない間に4人共どの位置で寝るか喧嘩している。

ま、とりあえず荷物取ってこよう!


私は小走りで自室に向かい、荷物を持ってミカさんの部屋に戻った。


自室に行った後ミカさんの部屋に来ると自分の部屋がいかに狭いかが分かった。


「ただいま、戻りましたぁ〜!」


私がリビングへ行くと、床に布団が5枚横並びに敷かれていた。


しかも右からウリさん、ガブリエルさん、空き、ラーファさん、ミカさんと布団の上にいる。


「…わ、私はソファー「ダメッ!」


そう言ってガブリエルさんは空いてる真ん中の布団を叩いている。


まぁ、いっか…。


私は渋々布団に入るとすぐに私の布団にガブリエルさんが侵入してきた。


「あの、こんなくっつかれたら寝れないのですが…」


「もっとくっついてることもあったよ⁇」


「はぁ⁉︎そう言うこと言うのやめてよ!」


「私もくっつきたいのに…」


「俺の布団に入るなよ、ミカ!」


「俺もアテラスちゃんの隣で……」


と好き勝手にぎゃーぎゃー騒いでる中、大変申し訳ないですが正論を申したいと思います。


「早く電気を消して寝るっっ!!!」


「「「「はい!おやすみなさい」」」


口揃えてそういうから、笑ってしまった。


こうしてあつ苦しい方が4人くっつく中で私は眠りについた。



/ 233ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp