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With Live Planet _この星で生きる_

第3章 アースベインという星は


「失礼します」


ノックをして、そう言うと中から陽気な声が聞こえてきた。


「お?確か…アマテラスちゃん!俺はミカエルだよ〜!
…ってあれ?まだ君が来るには早すぎる気が…」


そう言ってきたのは赤い髪と金色の目、そして整った顔立ちが特徴の男の人だった。



私は挨拶をしてから、今の状況を話すと少し呆れ気味になった。


「あちゃー、まじか。
あいつはガブリエル。少し言葉がキツイんだよな…、とにかく!俺が連れてってやるよ!」


私は礼を言ってから、ミカエルさんの後ろをついていった。



「ここは地球と環境は似てるはずだからその辺は心配ないね〜。

っとここだよ!また後でね〜」


そう言ってニコニコと人懐っこい笑顔を浮かべて手をひらひらさせて、きた道を戻っていったミカエルさんはなんだかいい人そうだ。


「失礼します」


私が入ると、机の前に立ちまるで私を待っていたかのように話しかけてきた。


「ラファエルだ。よろしく。」


そう言って青い髪、青い目を持つ鼻筋の通った美青年が手を差し伸べてきた。


その手に手を重ねて、私も手短に挨拶をした。


「大事な話をするからよく聞け。

この星は機械社会だ。なんでも機械で管理している。もちろん人もな。

そこで我々一人一人にその人の多大な情報をくみ込ませた『バーコード』を印刷している。

注意して欲しいのが、自分のバーコードが印刷されてる場所を他人にばれてはいけない。

バーコードはその人の情報が組み込まれているため、その人の弱味、弱点となる。

お前はどこにバーコードを印刷する?」


そう言う彼の右頬にバーコードのような模様もついている。


でもきっとあれはフェイクだ。
ラファエルさんはバーコードの位置を知られてはいけないと言ったのに自分は見せるなんてありえないだろう。



だから私がバーコードを印刷するところをしっかり考えなきゃ…

私は地球で戦ってきた経験で必死に考えた。

手や腕は戦闘中、服が切れやすいところだから危険だ。

膝から下も同様に切れやすい。

なら腰あたりが安全か。
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