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With Live Planet _この星で生きる_

第10章 私は誰でしょうか


勝負の結果は歴然、私の勝利だ。


「罰ゲームは…各自もっと訓練に励むこと!いいね〜?」


と私が言うと、3人は唖然とした顔をしていたがそのままその場を離れる。


それからも各グループに様々なメニューを出して、時たま口出しをして改善をしていた。


その途中に、聞き慣れた鐘の音がした。
お昼休憩の合図である。


一旦お開きにさせ、私も食堂へ向かった。


「お疲れ様〜!待ってたよ!」

「お疲れ様です、待っててくれたんですか⁉︎ありがとうございます!」


私は急いで席に着くと、すぐにいただきますをした。

少し食事をした後、リュウのことを思い出してテーブルに手紙を出す。


「こういう事なので、一度アトリ村に行きたいのですが…」


全員読み終わり、そう切り出すとみんなは頷いてくれた。


「行ってきてください!リュウさん、きっと喜びますよ!」


と、賛成してくれてとても安心した。

それから手土産を買いに行こうなどと話してるうちに休憩は終わり、また訓練が始まった。



「午後からは第1級戦闘士同士での訓練を他の人たちが見学、そしてまた各グループに別れての訓練……ですよね?」


私は確認した後に、私達の愛武器が保管されている部屋に行って全て取ってきた。


「リエルとアマテラスさんは的当ては実弾でやっていいですよ。対人の時はペイント弾を使ってください。
他の人も同様に実弾と訓練用分けてください」


そんな感じでスタートした訓練。

私とガブリエルさんは的撃ちだ。

実弾を使うとやはり手に来る振動が違う。

10発とも全て真ん中に命中させると、訓練生から盛大な拍手が起こった。


ガブリエルさんも当てたようで、2人でハイタッチをした。


次にガブリエルと戦うのだが、これはあまり意味がない。

剣ならまだいいが、拳銃となると速さが圧倒的な為目に止まらぬ速さなのだ。

だから、大半の人は何が起こってるかわからないけどすごい風を感じるだろう。


銃を取り替えて、早速始める。

ペイント弾は当たると色がつき、インクが飛び散るのでなかなか難しいと思う。


しかもガブリエルさんの動きは速いし、
変な姿勢になっても撃ってくるから油断できない。




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