With Live Planet _この星で生きる_
第9章 戦闘士補佐の問題
「ふぅ、いい湯だった〜〜!」
バスタオルを首にかけて、ティーシャツにハーフパンツ、パーカーという楽な格好に着替えて、部屋に戻る。
「ガブリエルさん、入っていいですよ!」
居間で本を読んでいたガブリエルさんに声をかけると、顔を上げてこう言った。
「下着とか持ってきてないから、借りていい?」
私は最高の笑顔で右手に拳を握り一言。
「……んーと、殴っていいですか?」
「う、うっそでーす!とってきます!」
慌てたガブリエルさんは立ち上がって、
外へと向かったので私もついていく。
部屋に着いたガブリエルさんは袋に服を詰め込み、帰路に戻る。
「あっ、ウリさんの部屋に寄っていいですか?荷物とってきます!」
そう言ってちょっとだけ寄り道をする。
ウリさんの部屋をノックすると、お風呂上りと思われるウリさんが出てきた。
「アテラスさん!それにリエルも!どうされました?」
「お荷物取りに来ましたっ!」
少し待ってくださいね、と言って部屋の奥消えたウリさんが次に出てきたときには2つの箱を引きずるように持ってきた。
「ふぅ、すごく重いのでリエル!持ってあげてくださいね!」
私も1つ持とうとしたが10㎝ほどしか持ち上がらなかった。
「ーいいから、行くよ!」
そう言ったガブリエルさんは2つも持ってるのにいつもと変わらない歩調で歩き始めた。
「ありがとうございました、そこらに置いといてくださいっ!」
私はそう言いながら、代わりに持っていたガブリエルさんの着替えを渡す。
「いいえー!じゃ、お風呂借りるね〜」
そう言って洗面台にへと入っていった。
さて、まずは前にもらった手紙全部見ちゃおうかな!
部屋の隅に置いてある箱を引っ張り出してきて、毛布にくるまりながら見ていく。