With Live Planet _この星で生きる_
第9章 戦闘士補佐の問題
まぁ、何はともあれ無事にばれずに食事は終了しました。
そして私達は部屋を戻るべく廊下を歩く。
「あっ、そうそう!アテラスさん、私の部屋にあなた宛のファンレターが2箱届いたのでお届けしますねっ!」
「あっ、取りに行きますっ!…って2箱⁉︎あのサイズが2つも!!」
まだ前のも全部見終わってないよ…
徹夜して全部読もうかな、がんばろ。
「ねぇ、僕またアテラスの部屋行きたいんだけど…」
とガブリエルさんが言ってきたので
それに了承をする。
「えっ!俺も行きた…「ーダメですよ、ミカは書類終わってないでしょ?」
最後まで言い終わらないうちにミカさんは止められ、しゅんとしてる。
「ま、また今度いらしてくださいね!」
そう言うとまた目を輝かせてる様は犬のようで可愛かった。
「資料頑張です!それではまたっ!」
私はミカさんの頭を撫でてから、ガブリエルさんと部屋に戻った。
「ふぅ〜、お風呂はいったらウリさんのとこ行かなきゃ…!あっ、ガブリエルさんお風呂ここで入ります?」
私はジャケットを脱ぎ、ワイシャツと黒ジーンズ姿になりながら話しかける。
しかし返答が来ない。
「….ガブリエルさん?なんで入口に立ってるんですか?」
私はガブリエルさんを見ると、彼はこちらに向かって歩いてきた。
「…アテラスは僕のことが好きなんじゃないの?」
「ーへ⁉︎聞こえてたっ…///」
私は驚いたあまり口を押さえてしまった。
「なのになんで僕を見てくれないの…?」
何歩か歩く度に言葉を彼はうつむきながら漏らす。
いつもよりも声のトーンが低いし、どこかがおかしい。
「僕はアテラスだけを見てるのに…」
段々近づいてくるガブリエルさんと反して、私は後退するため壁に追い詰められる。
「僕だけを見てて欲しいのに…」
ヒンヤリとした壁を背中か感じて、目の前にはガブリエルさん。
「ガ、ガブリエルさんっ……」