With Live Planet _この星で生きる_
第9章 戦闘士補佐の問題
「会う約束はしてたの⁇」とも聞かれたので私は首を振ると彼はため息をついた後に口を開いた。
「君たち勝手すぎるんじゃない?アテラス困ってるでしょ。それに僕は彼女と仕事の話があるんだ。…分かるよね?」
とガブリエルさんが言うと、双子は弱々しく「はいぃ」と言って出て行ってくれた。
「ありがとうございますっ!助かりましたぁっ!」
私はお礼を言った後に、拭き掃除を始めた。
「それもあの子達が?…拭かせてから出て行って貰えば良かった」
とガブリエルさんは言ったが、無駄な仕事が増えそうなのですぐに出て行ってもらって良かったかもしれない。
拭き掃除を終え、私はガブリエルさんに
飲み物とお菓子を出す。
「お待たせしましたっ!…仕事の話ってどんなことですか⁇」
「あれは嘘だよ、疲れてるアテラスに仕事の話なんてするわけないでしょ」
そう言ってガブリエルさんは腕を広げてきた。は訳が分からず首をかしげる。
「抱きついたら安心するって言ってたでしょ?」
そう言いながらガブリエルさんは私を抱き寄せた。
いきなりだったが、彼の温もりはやはり落ち着いた。
「ありがとう…」
「うん……」
という会話をしたのを最後に私達は眠りについてしまった。