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With Live Planet _この星で生きる_

第9章 戦闘士補佐の問題


そんな時に助け舟を出してきたのはラーファだった。


「いや、お前らが切ったのではない。アテラスがうっかり自分で、切ったんだ」


自分で、というところを強調していうと一瞬双子は怯む。


「でもぉ、私たちの剣がアマテラスさんの手を切ったのにはぁ?間違いはありませんしぃ〜?」


ねぇ〜、と口を合わせていちゃもんをつけてくる双子はなんだか惨めに思った。


「…では合否は持ち越します。3日後におしらせしますので。それでは」


結果は変わらないが、一旦我々も向こうも落ち着いた方が良いだろう。

そうして私たちはその場を後にした。





アマテラスside


ピリッとした痛みを伴う傷を眺めつつ
廊下を歩く。


「私のヘマのせいでややこしくさせてすみません……」


私のせいで合否は持ち越しになって、みんなを困らせてしまった。


「気にしなくて良いですよ、向こうが文句を言ってきただけですから」


ウリさんが私の顔を見てそう言ってくれたから、ほんの少しだけ気持ちが楽になった。


「流石すぎるでしょ、あのタイミングで切るとか?」


後ろからガブリエルさんが毒舌を吐いているが、きっと笑ってるのが分かった。


「で、感触はどうだ?いけそうか?」


「えっと…刃の振りは速くはありません、また無駄な動きが多いので隙が多いです。力もなく、恐らく機械を真っ二つ…とはいかない気が…」


「ー要するに、役に立たない」


ラーファさんの問いに素直に答えると、後ろからまたも毒舌が聞こえたが間違ってはいないだろう。


「やはり結果は変わらないと思います。
しかし、なぜSidora systemを壊すことが出来るのでしょう…」


確かにそうだ、あんなに非力だったらすぐに殺されてしまいそうなのに…

考えられるのは3つだろう。


1つは何かの手違いで壊したことになっただけで、本当は壊していない。

2つは確かに壊したが何か不正行為をした。

3つは本当に自分の力だけで壊した、要するに先ほどは本気を出していない。


だろう、しかし3つ目はあまり考えれない。さきほど戦った時に明らかな私に対する敵意が垣間見えた。

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