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With Live Planet _この星で生きる_

第9章 戦闘士補佐の問題


「ビックリしました、いろいろと…」


ウリさんのその言葉で私たちが止めていた言葉が流れ出る。


「すごい子たちだねぇ…」

「全く…ガブリエル目当てか」

「やめてよ、冷や汗が止まらないっ」


ぶるるっ、と体を震わせたガブリエルさんの顔は真っ青だ。


「本当はまだ面接したいのですが、受け答えに困るものばかりでして…意味がないかと」


まぁ、確かにあれは仕方がないな。


「ぼくぶりっ子嫌いなんだよね、強いように思えないけど…」


あの2人を例えるなら確かに【ぶりっ子】だろう。

クネクネした動きや語尾が伸びる話し方、わざとらしいあひる口。

私も苦手の部類に入る。しかし試験を止めるわけにもいかない。

もしかしたら物凄く強いのかもしれない。



「とりあえず実践に移りましょう、アテラスさん大丈夫ですか?」


んー、大丈夫じゃないかな。

なんて言えるはずもなく苦笑するしかない。さっき補給したエネルギーなどどこかへ行ってしまったようだ。


しかし、とりあえずやるしかない。

私たちは先ほどの部屋へと戻る。


「それでは実践に移ります。ルールは彼女の身体のどこかを切れれば良いですよ。彼女に武器を取られたは失格ですよ。制限時間は5分です」


2人は長剣と短剣を扱うようだ。
しかし、私は武器を使ってはいけないと言われたので体術だけで勝負だ。


「それでは行きますね、よーい……始めっ!」





ウリエルside


私の声で始まった勝負は3人ともすぐに動くかと思われたが、動いたのはアテラスさんだけだった。

アテラスさんもそれが意外だったようだが、すぐに体勢を直す。


2対1というアウェーな関係だがアテラスさんなら大丈夫だろう。


その証拠にうまく2人の刃を流しつつ、ワンさんの方の足元をすくって転ばしていた。


「ーきゃんっっ、いったぁ〜!」


わざとらしく床にぶつけたところを撫でているワンさんを少し申し訳なさそうにアテラスさんは見た。


「ご、ごめんね。でも試験だからって」


優しさでうっかり謝ってしまった彼女はすぐに口を手で覆い、「はっと」としていた。

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