第3章 リヒト 〜メロンの味〜
『なっ、なにも考えてないよっ!?』
「…本当か?」
ハイドくんをすっごい睨むように私を睨んでくるリヒトくん。
一言で言うと、人をその目で殺しそうな勢いだよ。
ハイドくん…いつもこんな思いをしているんだね。
よく頑張ったね、ハイドくん(遠い目)←
『ほ、本当だよ。電波自称天使なんて思って無いからっ!』
「…電波自称天使って思ってたんだな?」
『はっ…リヒトくん、なぜそれを…!?』
いつからエスパー使えるの、リヒトくん
「なぜって…お前、自分で言ったんじゃねえか」
『…まじかぁぁぁ!』
やばい、リヒトくんの前で失言しちゃったYO☆←
「…そう思ったんだな?」
キッ、と更に睨みを効かせてくるリヒトくん。
流石の私もこれには負けて土下座した。
『すみません、思ってました』
「へぇ…」
顔を上げると天使ではなく、悪魔…いや、魔王の様な笑みを浮かべたリヒトくんがいた。
閻魔大王も泣くんじゃないかな。
『えっ…』
やべぇ、本気の方で殺られる(白目)
「そうなのか…そう思ってたんだな…?
お仕置きが、必要か?」
『…ど、どんな…お仕置きデスカ…?』