第1章 クロ 〜甘えてもいいじゃねえか〜
「えっ、えっ…?く、クロ?
ん、ぅっ!?」
ちゅ、と部屋に響き渡る雨ようなの音
『んっ…ぁ』
「あっ…ッ…」
『……ね、えちゃん…』
「や…っ、クロ…!」
ちらりと時計を見ると、もう少しでアイツが帰ってくる時間だった。
名残惜しくも、俺は唇を離した。
『………今日は、これくらいにしておく…
もっと、やりたかったけど…。
…もう少しでアイツ帰ってくるだろーし…』
「よ、良かったぁっ…」
『…まあ、でも…安心するのは早いと思うけどな……』
『…__________________。』
「………え?」
『あー…ラメ王ラメ王…』
「ただいま、クロ、!
あれ、?なんで、顔が赤いんだ!?」
「ぁ、えっ…はぁ……?んんっ?ま、真昼くん…っ!」
しゅーっ、と顔を真っ赤にして倒れる姉ちゃん
「ええええっ!?!?ーーっ!?」
『…あー…めんどくせぇ…』
『…俺、の事好きだから…姉弟としての意味じゃなくてな…』
ー終ー