第10章 PLUMERIA
「ハンコック様にはこれ、アイスブレカーを」
『アイスブレカーは確か、高ぶる心を静めて・・』
「「!!」」
カクテルを一口飲んだは、徐にカクテル言葉を口にした。
知っているのか?
だったらキッドが作ったアプリコットフィズの言葉も気付いているのか?
「・・・コイツ等にはブラッドメアリーを作ってやるよ」
そう言って、俺達4人の目の前に並々と注がれたカクテル。
キッドの宣戦布告だ。
「フフフフ・・・
俺様に断固として勝つか・・」
だったらと言ってドフラミンゴは、別のバーテンにカクテルを頼みそれをの手元に置かせた。
「こちらのお客様からです。
スクリュードライバーです。」
チッ、異名女殺しをに出すのかよ・・
「俺の覚悟に」
と、カチンとグラスを合わせドフラミンゴはキッドの宣戦布告を飲みきった。
「じゃ、俺もちゃんに」
クザンは、ブルドッグ。
ローは、カンパリオレンジ。
ここで引くわけにいかねぇ俺は、マルガリータを選んだ。
の目の前に並ぶ5つのカクテル。
「じゃ、君達には俺からもブラックメリーを贈るとしょう」
と、言い出したクザンに負けじとそれぞれがそれぞれにオーダー。
俺たち人の前には4つのブラックメリーが並んだ。
それを面白そうに眺めるハンコックとバーテン。
「長年バーテンを勤めていますがこんな事態は初めてですよ」
1人の女に5人の男。
すぐさま、気付いたバーテンにハンコックは愉快そうに笑う。
「ふふっ、本来ならもう1人おるのじゃが
代わりにわらわが頼んでやろう、ポートワインをに」
クロコダイルからじゃと笑うハンコック。
「ハンコック様ッッ!!!」
慌てて止めるキッドだが、バーテンは早々と作りの前にグラスを置く。
「、絶対それを飲むなよッ!!」
キッドの言葉がの耳に届いたかは定かじゃない。
呆然と、目の前に並べられた6つのカクテルに明らかに戸惑っている。
言葉遊びみたいなモノだが、至って俺らは本気だ。
まだ、この気持ちをに直接伝える気はねぇが男同士のこの戦い。
黙っていられるはずがねぇ。
オマケ→