第6章 RANUNCUIUS
花より靴が目立ってしまった。
反省です。
著者より
【オマケ】
「私もあのハイヒール欲しいな〜」
地上への階段を登るナミは、の履いたハイヒールを思い出しうっとりと呟いた。
「オーナーがにプレゼントとか面白いなッ!」
「あら、ルフィあれはに対しての恋愛感情ではない。
おそらくクロコダイルへの当て付けじゃ。
まぁ、わらわはあのクロコダイルの顔が見てれ真に晴れやかじゃ」
高らかに笑うハンコックにナミは
ゾロとキッドの顔も最高だったわ
と、同調した。
「故にナミ。
その方、むやみやたらに搔き回すでないぞ。
あれはわらわの楽しみの1つじゃ、勝手な真似はわらわは好まん」
はいはい と、ナミはお手上げのポーズをして苦笑い。
ハンコックのお気に入りを横取りするつもりは毛頭ない。
「ふふふ、今宵は特に楽しかったのぅ。
そう、ルフィ何か動きがあれば逐一報告を頼む」
「ゾロとキッドだったか?」
「そうじゃ、後、ドフラミンゴもじゃ。
あれはあれで面白い事になりそうでな、彼奴の本気が見えるかもしれんと思うと身体が歓喜で震えるわ」
首を傾げる2人にハンコックは妖艶に笑った。
「まだ、分からぬともよい」
赤いラナンキュラスの花束を贈るドフラミンゴに1番驚いたのはハンコックだ。
ドフラミンゴに惹かれる女は数多いる。
それは、ドフラミンゴが女達が喜ぶ花言葉と共に花を贈るから。
其れ故、甘い花言葉などドフラミンゴにとって一晩だけの餌にしかすぎない。
そのドフラミンゴがに贈った花言葉。
それも立派な花束と一緒に。
ハンコックは、笑みが溢れてきた。
ラナンキュラスの花言葉。
魅力的、晴れやかな魅力、光輝を放つ。
「赤は確か、
あなたは魅力に満ちている
じゃったか」
甘い愛を囁く花言葉以外の言葉を送ったドフラミンゴ。
さて、先が楽しみじゃと
ハンコックは胸をときめかせた。
fin