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花言葉を君に 【ONE PIECE】 現パロ

第29章 MIMOSA





「」

『な、何?』

名前で呼ばれると悪い予感しかしない。

「キスしていいか?」

『・・・えっ?』

今、キスって・・・
えっ?ドフラミンゴが私に?

「嫌がってもするけどな」

『ちょっーーーっっ!』

腕を私の首に回し、引っ張られる。
近付いた顔に思わず目を瞑ると上からリップ音がした。

『・・・・・えっ?おでこ?』

「フフフ、唇が良かったか?」

ニヤニヤ笑うドフラミンゴに私は顔を赤くし、額を隠す様に触れる。

揶揄われた。
絶対面白がってる!

「お姫さん、ドフィだ。
今からそう呼べ、間違ったらお仕置きだ」

お、仕置き?!

『・・因みにどんな?』

「フフフ、そうだな・・・」

ニヤリと笑う。

「お姫さんから俺にキス、だ」

キス?!
そんな勝手・・・

『理不尽過ぎます』

「お姫さんがちゃんと呼べばいい事だろ?」

そりゃ、そうだけど・・

不満そうな顔を見てドフラミンゴは楽しげな笑い声を上げた。

「さぁ、お子様はさっさと寝ろ」

布団を私に被せ、引き寄せた。
ドフラミンゴはまだ寝る気がないのか、 グラスを傾けている。

『・・・』

「何だ?」

『朝、目が覚めてもそばにいてくれる?』

「!!
・・・あぁ、いる」

返事を聞き私は、安心した。

まだ1人は恐い。
甘えていいと言うドフラミンゴの言葉に私は縋った。

心地良いぬくもりと匂い。
そして、背中を撫でるドフラミンゴの心音を聞きながら私は目を瞑った。







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