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花言葉を君に 【ONE PIECE】 現パロ

第26章 ALLIUM




「疲れた顔してるな」

休日明けの月曜。
晴天の太陽の光が燦々と降り注ぐ社長室。

『気のせいです』

土日の疲れを抱えたまま私は仕事をしていた。

「そうか?
辛そうなら気にせず休め」

『平気です。
それより明後日のパーティーですが招待客の皆様全て出席のお返事を頂いております。
で、新規の招待客のリストですのでお目を通して下さい』

書類を渡しながら私は、テキパキと要件事項をクロコダイルに伝えた。

『後、社長の同伴者ですがニコ・ロビン様が本日帰国されますのでディナーの予約を入れています』

ニコ・ロビン。
海外有名投資家の一人娘。
ご令嬢が今回の同伴者。

「わかった。
の同伴者はゾロか?」

あっ・・
そうだった・・

いつもは同伴者を務めていたが今回は、ゾロがいたためクロコダイルが気を利かせてくれていた。

『・・ゾロとは行きません。
言うのが遅くなりましたがゾロとは別れました』

書類に視線を落としていたが勢いよく私を見るクロコダイル。

「・・・だからか」

『同伴者は適当に探します。
それよりロビン様のヘアメイクですがご要望ど
「何故別れた、別れた理由は?」

『・・・業務に関係ありません』

関係あっても話す気にはなれない。
隈を心配したぐらいのだ。
事実を知ったら何を言い出すかわからない。

「・・今夜空けとけ」

えっ?

「業務に関係ねぇんだろ?
業務外に聞く事にした、ディナーの後に聞く」

驚く私にクロコダイルは、淡々と告げた。
慌てて断ろうとしたが業務を次々に言い渡され、なす術なく私は社長室を後にした。

何て言おう。
ありのまま?
ゾロが他の女とエッチしてるのを目撃して別れました、って?

いやいや、言えない・・

あっ!性格の不一致は?
いや、でも・・

もうこれでは仕事どころじゃない。

「副社長?」

『は、はい!』

呼びかけられた声に驚き振り向くとそこには、部下の姿。

「あの・・
お悩みの所すみませんが、そろそろ飛行機が・・」

あっ!
ニコ・ロビンの出迎え!!

『ありがとう、直ぐに向かうわ』

空港への出迎えに行かなければいけない。

手早く準備を済ませて、私は手配したリムジンに乗り込んだ。


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