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花言葉を君に 【ONE PIECE】 現パロ

第24章 CHINESE MILK VETCH




「昼間も食って、よく食うな」

『本当は昼間、緊張してあんまり味わかんなかった。
・・ところで何で私まで呼んだの?』

「予定が重なったって言っただろ」

『私のを遅らせるとか別の日にするとかすればいいのに・・』

そうすれば会わなくて済んだはずだ。

「ドタキャンは俺の主義に反する。
お姫さんは別の事が聞きてぇんだろ?」

さっさと聞けと促すドフラミンゴ。

『・・どうしてゾロがいたの?』

「ファミリーの一員だ」

一員ってどうゆう事?
仕事は?辞めたの?
何で?どうして?

「お姫さん、溜め込まず聞け」

そう言われたら言うしかない。
私はドフラミンゴに何から何まで聞いた。

私の問いにはきちんと答えてくれる。
だけど、問わないと何も答えてくれなかった。

『じゃ、ゾロは私のせいで仕事辞めたの?」

「その解釈は間違いじゃねぇが間違いだ」

どういう事?
間違いじゃないけど、間違い。
矛盾を感じる。

「今日会ってみて、どうだった」

『・・・胸が痛かった。
まだ、吹っ切れてはいないみたい」

「ゾロは仕事辞めた。
もうお姫さんが気にする事もねぇ、元サヤに戻ってもいいんじゃねぇのか?」

元サヤ・・
また、付き合うって事・・?

『ううん、それはないよ。
私はゾロをフッたんだよ、どんな顔して言えばいいの』

図々しすぎる。
そう、思う。

それに、視線すら合わなかったのだ。
ゾロにもう私への気持ちはないかもしれない。
そう思うと怖くて踏み出せない。

「告られたらどうするんだ?」

『・・・えっ?』

考えもしなかった。
告られる?私が?ゾロに?

『・・そんな事あるはずないじゃん。
うん、そんな事あるはずがないよ』

私は、客を抱かないと言われても信じられなかった。
信じてあげれなかった私をゾロが好きでい続けてくれるわけがないんだ。

「もし、言われたらどうする?」

何でそんな事ばかり聞くの?
ドフラミンゴの意図が読めない。

『・・多分、無理。
好きだけど無理かもね』

そう、私は信じられなかった。
仕事を辞めたからと言って、信じられるとは思えない。

心の何処かで疑ってしまう。
そんな気がする・・



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