• テキストサイズ

花言葉を君に 【ONE PIECE】 現パロ

第23章 TRUMPET VINE






着いた!
やっぱり日本がいい!日本語がいい!

『では、社長お疲れ様です。
お先に失礼します!』

長いフライト。
長い出張。
何もかも解放された。

3日も休みが取れた私は、ゾロに会うために店へと直行する予定。

「おい、待て」

『・・何かご用でも?』

「あの野郎の所に行くんだろ?送ってく」

その申し出は嬉しいが・・

『お気にならず私は電車で帰りますから』

今まで社長と一緒だった。
その上送ってもらったりして、それをゾロに見られたら火に油を注ぐ事になりかねない。

私は今度こそ呼び止められないうちに足早に走り去る。



出張中、社長とは何もなかった。
今までの事を考えたらおかしいぐらい、何も無かった。
まるで紳士だったのだ。

それをゾロが信じてくれるかわからないけど、信じて欲しいと思う。

流れる車窓の景色。
早く着いて欲しいと願う。

今日帰って来る事はゾロも知っている。
最終の車内は空いていて余裕で座れたが足元にあるキャリーケースは大き過ぎて邪魔にならない様に立って乗っていた。

駅に着いたらコインロッカーに預けよう。
店に持って行ったら邪魔だし、帰りに取りに行けばいいよね。

そう、考え私はゾロへのお土産だけを手持ちのバッグに仕舞っていた。









/ 232ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp