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花言葉を君に 【ONE PIECE】 現パロ

第18章 AGROSTEMMA









【オマケ】



突然襲って来た衝撃。
一瞬気を失ったが、鼻を刺す刺激臭に俺は慌てて意識を失ったを車外から引っ張り出す。

ダラリと力が抜けた身体、不安が増す。
腕と頭に痛みを感じたがそれどころではない。

事故に気付いた人が通報してくれたのだろう。
パトカーと救急車のサイレンが聞こえる。

何度呼び掛けてもは目を覚まさない。

「大丈夫か?・・あんたはッ!?ッッ!!?」

そこに現れたのはクザン。
近くに居たと言うクザンは慌てた様にに近寄り脈拍や呼吸を確認し始めた。

「・・呼吸が乱れているし弱いな」

そう言うと到着した救急隊に指示を出し始めた。
その時少し意識を取り戻しただが、また直ぐに瞳を閉じてしまう。

不安が渦巻く。
どうすればいい?!
どうすればは助かる!!?

そればかりを考え辿り着いたのは以前入院していた病院の救命。
そこの医師から折れた肋骨が肺に刺さり、心臓に近い場所のために体内で大量出血していると聞かされた。
緊急オペになるそうだ。

肋骨?肺?心臓?
こんなに動揺した事は生まれて初めてだ。
そんな俺にある男の顔が浮かんだ。

「ここにトラファルガー・ローがいるな。
そいつに手術をさせろ」

ハンコックが言っていた言葉。
心臓外科の名医。

だが、救命の医師はおれの言葉に難色を示す。
ロー先生は無理だと。

何が無理だ!
医者は患者を選ぶのか?!
無理矢理トラファルガーに電話を掛けさせ受話器を奪う。

「俺だ!クロコダイルだ!!今すぐ救命に来い!!!
が事故にあって今救命にいる。
緊急オペが必要だ、お前がやれトラファルガーッッ!!」

飛んで来たトラファルガーはの容態を聞くとすぐ様オペ室へ向かった。
呆気に取られる救命医師を横目で見ながら俺も手術室へと向かう。

自分の事は後回しになっても構わない。
どうか無事に・・
そう、願うしか俺はなかった。
財や名誉があっても、俺は無力だ・・・。







fin




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