第3章 本気です
夕暮れ時。いつものハンバーガーやで火神はいつもと変わらずに大量買いをし、昨日と同じ席についた。
火神「ちっ…ちょっと大声出したくらいであんなに怒るかよ…」
ひとつを手に取り、愚痴る。
黒子「未遂だったのに僕も怒られました。」
火神「?!?!…またいるのかよ…ってことは…いたよ。つーか店変えようかな?」
火神が頭を抱えうめいた。視線の先には紫苑。
紫苑「あれ~。火神じゃん。」
いつもの通りイスを勝手に引っ張っる紫苑。
黒子「ていうか、屋上入れなくなっちゃったみたいですけど。入部できなかったらどうしましょう…」
心配そうに問いかける黒子に火神は鼻で笑った。
火神「それはねぇだろ。」
黒子「そうでしょうか?」
紫苑「大丈夫だよ~。今日帰る前に監督が次の練習のこと話してたから。」
黒子「そうなんですか?」