第3章 本気です
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朝。リコが幸せに浸りながら頬杖をついているとふと声が聞こえた。
黒子「すみません。本入部届けください。」
リコは思わず噴き出した。黒子がいつの間にかリコの横に立っていたのだ。すると、そこへ駆け込んでくるもう一人の姿。
紫苑「監督!本入部届けください!…あ、黒子っちここにいた!」
リコ「…あぁ…はいはい。これね…」
リコは机から本入部届けを出すと二人に渡した。同時にお辞儀をして去っていく二人の背中を見つめながらリコはなにかあったのだろうと勘付いた。
リコ「あぁ、ちょっと待って。」
二人はなんですかと振り返ると、リコは意味ありげに指を立てながらこう言った。
リコ「ただし受け付けるのは月曜の朝8時ね。」