【うたプリ】歌い手Minori、トリップします……?
第3章 見知らぬ世界
月「ちょっとシャイニー、彼女驚いちゃってるじゃない」
早「ワーーHAHAHA!それはアイムソーリーヒゲソーリー!!!」
………生で見ると、随分迫力違うな。
てか、逆にうざく感じてくるよ、これ。
早「You、何かヘンなこと考えてまシェンかー?」
貴「へっ!?そ、そんなこと無いですよ;;」
この人エスパーかよ。
まぁ、アニメでも何かしら考えて行動してたし、策士なとこでもあるのか?
早「それで、Miss.ハルーネ!You、ミーたちになにか話すことでもあるんじゃありまシェンかー?」
貴「!」
やっぱりこの人エスパーじゃね?とか思いそうだけど、それは今は忘れよう。
そしてこの人に、嘘は付けそうにもない。
まあ、元から正直に話すつもりだったけど、気負って話すことはないか。
貴「これから話すことは全て真実です。突飛的な内容かもしれませんが、嘘は一切付きません」
早「………わかった」
貴「!」
この人、いきなり真面目モードに入ったよ。
アニメでこんな姿見た記憶ないから、なんか新鮮だわー。
僕、ゲームはやったことないからなー。
多少なら知ってるけど、詳しくは知らないんだよねー。
………って、思考が脱線した。
ちゃんと話さなきゃ。
きっと、この人たちなら受け止めてくれる。
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その後、僕がわかる限りの事を話した。
僕は本当は中学生ではなく、高校3年生であるということ。
ここで目覚める前の記憶は、子供を助けようとしてトラックに轢かれたこと。
その場で日向龍也や、月宮林檎の姿を見てないということ。
目覚める前、夢の中で音楽を司る女神ミューズに会ったということ。
そして、僕はこの世界の人間ではないということ。
すなわち、1度向こうの世界で事故死して、こちらの世界にトリップしてきたということ。
僕がいた世界で貴方たちが、ある意味有名人だということ。
いやだって、アニメやゲーム知らない人は絶対知らないから、“ある意味”有名人じゃん。
それと、このペンダントにミューズが宿っており、僕としかテレパシーできないということ。
まあ、これは言わなくても良かったかもしれないけど、後々面倒になるかもしれないし。
貴「……これで全部です」