【うたプリ】歌い手Minori、トリップします……?
第5章 進化の予兆
今日は11月23日、僕の誕生日の日だ。
皆に祝って欲しいと思うが、寮からは誰の気配もない。
今日も、朝早くから仕事に行ったのだろう。
そして、夜遅くに帰ってくるのであろう………。
ちょっとだけ、残念に思う。
♪~
貴「?」
突然、部屋の中から音楽が聞こえてきた。
それは、僕のスマホから鳴る着信音だった。
それも、プライバシー用ではなくこれから使うであろう仕事用からの方だった。
タップして見てみると、そこには“シャイニング早乙女”との文字があった。
貴「何でシャイニーから?」
ピッ
疑問の思いながらも、このままにしておくと後々面倒になりそうだと思い、とりあえず出てみた。
早『Miss.ハルネー!Youに話したいことがありまーす。すぐに事務所の社長室に来んしゃーーい!!!』
貴『はっ?それってどういうk((ピッ』
…………………切られた。
用件だけ言って、他には何も言わず言わせずで切りやがった。
…………怒りが沸々と湧き上がってくるけど、それがシャイニーだ。
気にしても仕方ない。
そう考えた僕は、スマホや財布など必要な物を持って寮を出た。
・
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コンコン
貴「シャイニー?僕だけど」
早「入ってまーす」
トイレか。
そう心の中で突っ込んだ僕は、何も間違ってはいない。
あ、でもこれいつものだっけ?
ガチャ
バタン
扉を閉めると、そこには龍也さんと林ちゃんもいた。
このメンツからしてみて、何か大事な話だろうか?
早「来ましたねーー、Miss.ハルネ。Youには、今日一日QUARTET NIGHTの仕事を見学してもらいまーーーす!!」
貴「……………わかった。で、理由は?」
こういうシャイニーには何を言っても無駄だというのは一目瞭然。
チラッと二人を見てみても、困ったような顔しかしてない。
だから“仕方なく”承諾し、理由を聞いてみることにした。
早「Youには、QUARTET NIGHTの新曲を書いてもらいたいので--す!!!」
「「えっ!?/はぁあ!?」」
貴「…………………What?」
いきなりですがドウイウコト?